『卑弥呼の時代』を、文献を基にした歴史学的アプローチで読み解く。
いまだ謎多き「邪馬台国」。これはその一つの決着を語る物語。 畿内、出雲、九州など、全国の古代史に関する遺跡や歴史資料館を繰り返し訪問し、現地で得た地理的知見と、「魏志倭人伝」を始めとした古代中国史文献や古事記・日本書紀を読み解き、たどり着いた結論とは。 邪馬台国ロマンを追い求める人々に贈る、 魏志倭人伝の時代から奈良時代までを一本の線で繋いだ渾身の一作。
青木 清 あおき きよし
山口高校、専修大学卒。卒業後、地元の企業に就職し日本全国で営業活動する仕事に従事。新幹線などで移動する際に古代史の本を読む機会に恵まれる。退職後に癌を発症、9か月の入院生活を続けるも入院後半は読書三昧の日々で多くの書籍に接する。退院後は全国津々浦々を旅行、特に畿内、出雲、九州の遺跡や歴史資料館を繰り返し訪問して執筆を決意するに至る。